STORIES:OKUROJI

【My Own Locals】#1 後編
青森県・八戸の美しい風景と食に魅せられて。

【My Own Locals】#1 後編 <br/>青森県・八戸の美しい風景と食に魅せられて。<br>
ストーリー

2020.10.10

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魅力的な人やものが生まれる場所ってどんなところ? OKUROJIで働くさまざまな人たちのローカル=地元について、パーソナルな思い出からローカルならではの情報まで、ざっくばらんに聞いていきます。第一回は八戸都市圏交流プラザ8 base』のスタッフ、若松美保子さん。彼女が育った青森県・八戸圏域の魅力を探ります!

Photo: Saori Tao  Text: Mayu Sakazaki

Q7、イチオシのローカルスポットはどこ?

中心街にある八戸屋台村「みろく横丁」も外せないです。八戸の美味しいお酒や郷土料理がいろんなお店で楽しめるので、みんなハシゴ酒してますよ。

Q7、イチオシのローカルスポットはどこ? 八戸屋台村「みろく横丁」 提供:(一財)VISITはちのへ

Q8、「八戸エリアの珍百景」といえば?

おいらせ町のシンボル「自由の女神」とか、新郷村の「キリストの墓」とか……田子町には「スヌーピーの滝」と呼ばれている「みろくの滝」もありますよ。滝の後ろにある大きな岩がスヌーピーにそっくりの形で、まさに珍百景。夏の暑い時期は涼しいですし、マイナスイオンを浴びながらスヌーピーが楽しめます(笑)。

Q8、「八戸エリアの珍百景」といえば? 「キリストの墓」
「みろくの滝」

Q9、いちばん心に残っている思い出は?

やっぱり東日本大震災の時。三陸ってすごく地震が多い地域なので、私も震度5以上の地震を34回は経験していますが、そういう時って停電になったり水道が途切れたりして。みんなで協力して動くので、地域の繋がりみたいなものをすごく感じます。スーパーの電気が止まってしまって開けられなくても、入口に商品を並べたり。みんなで助けあってやっていく感覚は、八戸らしいなと思います。

Q10、「八戸ローカル・ルール」はこれ!

最近は減ってきちゃいましたけど、港の漁師さんが朝一で銭湯に行くんです。こっちの地域は朝が早いので、5時とか6時にはもう銭湯が開いてるから、おじいちゃんやお兄ちゃんがよく行っていました。そんなに早朝から銭湯に行くの?ってびっくりされます。

Q11、王道じゃなく、私だけが好きな「八戸」といえば?

私が育った港の近くに、「八戸セメント」っていう大きなセメント工場があって、お祭り、お正月、クリスマスとかイベント事があるときに必ずライトアップされるんです。それが私にとってクリスマスツリーの代わりみたいな感じで、小さな楽しみでした。お正月の夜に窓の外を見ると、「あ、セメント工場光ってるなぁ」って(笑)。最近は星形に光っていたりして可愛いです。

Q11、王道じゃなく、私だけが好きな「八戸」といえば? 工場の夜景 提供:八戸工場大学

Q12、「8 base」ってどんなところ?

青森県の南部地方・8市町村の食材や工芸品まで、厳選されたローカルのものをバラエティ豊かに楽しめるお店です。今までスポットを浴びていなかった八戸圏域の料理や特産品をお店で食べてもらって、気に入ったら物販で買って帰ることができます。海産物だったり地酒だったり、南部地方の魅力を体験していただいて、美味しかったら家族へのお土産にしてほしいです!

Q12、「8 base」ってどんなところ? 店内には豊富な特産品が並ぶ

Q13、「8 base」で食べてほしいメニューは?

今の時期はやっぱり鯖でしょうか。焼き鯖、鯖味噌、しめ鯖とか、たくさん種類がありますよ。あとは、あまり知られていないといますが、個人的には田子牛がすごくおすすめです!田子牛は生産者が少ないので東京で食べられるところは少ないと思います。ランチではバラ焼き丼、夜はタタキにして出していますが、レア感がすごく美味しいです。

 

Q13、「8 base」で食べてほしいメニューは? 漬け、キムチ、生しめ鯖の3種類を食べ比べ。鯖三昧 850円(税込)
「レア感がたまらない!」と若松さんもおすすめする一品は、えごまのドレッシングでさっぱりと。田子牛タタキとえごまドレッシング 1050円(税込)

Q14、これだけは外せない、お土産ベスト3!

食べ物だと、やっぱりしめ鯖ですね。八戸の色々な会社が作っているので、それぞれ味が少しずつ違います。おすすめはキムチ味! 青魚の臭みをキムチが消してくれて、食べやすくなります。鯖缶ブームなんかもテレビでやっていましたが、八戸は鯖缶も美味しいです。

 

Q14、これだけは外せない、お土産ベスト3!

(左から)マルヌシ サバ缶バー 各420円(税込)、金剛 白缶800円(税込・八戸港に水揚された大型のサバを使用)、黒缶 1,000円(税込・八戸港に水揚された特大のサバを使用)、おすすめのキムチしめ鯖450円(税込)、味の加久の屋 各540円(税込)

工芸品だと、私が今かぶっている帽子もそうなんですが、「南部裂織」のものがおすすめです。いらなくなった着物や浴衣などを裂いてまた織って、ひとつひとつ手作業で作られているんですよ。帽子以外には、草履にしたものもあります。古い布の魅力を感じられますし、作れる人も少なくなっている貴重なものなので、ぜひ手に取ってみてください。

達者草履 2,000円(税込)と南部裂織の帽子 13,200円(税込)

そして、やっぱりお酒も欠かせません! 東京に出店していないお酒もありますし、夜は店内で飲み比べもできるので、ぜひ日本酒好きの方にも楽しんでもらえたら。八戸や南部地方に馴染みがない方でも、気軽に一杯、という感じで立ち寄ってもらえたら嬉しいです。

 

(左から)八仙 ISARIBI 特別純米 グラス600円 1合1,200円(税込)、菊駒 いななき 本醸造 グラス500円 1合1,000円(税込)、桃川 特別本醸造 グラス500円 1合1,000円(税込)

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