STORIES:OKUROJI

【CRAFTMAN SHOP】#1 前編
一生モノのオリジナル傘が作れる店

【CRAFTMAN SHOP】#1 前編 <br/>一生モノのオリジナル傘が作れる店<br>
スタイル

2020.08.27

この記事をシェア

OKUROJIに揃う、職人の魂が宿ったこだわりの逸品を扱う、上質なショップたち。そんなお店のものづくりに対するこだわりを掘り下げ、魅力に迫る連載「CRAFTMANSHOP」。民芸の器や革小物、木工作家の作品をはじめ、手仕事で丁寧に作られたものに目がないSTORIES:OKUROJI編集部員が、実際にお店を訪れ、お話を伺いながら、アイテムの魅力に迫ります。

第一回は、熟練の職人さんが生み出すパーツを組み合わせて、自分だけのオリジナル傘をカスタマイズできるお店「Tokyo noble」さんにお邪魔しました。

 

今回の訪問者

STORIES:OKUROJI編集部 鈴木(26歳・男)

 

Photo: Saori Tao  

雨の日を楽しく過ごす

雨の日は憂鬱。薄暗い景色のなか、しとしとと降る雨にうんざりしながら街を歩く。今年の長い梅雨は、そんな日が多かった。映画「Singing in the rain」のジーン・ケリーのように雨の日を笑顔で過ごせたらどんなにいいだろう。

雨の日を楽しむ秘訣って? 真っ先に頭に浮かんだのは、ちょっといい傘を買おうということ。使い慣れたビニール傘に別れを告げ、新たな相棒を手に入れる。これは、絶対条件だ。

ちょうどいい傘ってなんだろう?

さあ、新しい傘を手に入れて、次の雨に備えよう。とその前に、果たしてどんな傘がベストだろう? と考えてみた。高級すぎるのは気がひけるし、安すぎるのも心許ない。少し背伸びしたぐらいの価格帯で、自分好みのデザインが選べたら、長く愛用できそうだ。そんなことを考えていたら、カスタムオーダー専門の傘店「Tokyo Noble」に行き着いた。カスタムというのは、男心をなんともくすぐる言葉だ。善は急げ。さっそく意気揚々とお店へ足を運んだ。

ちょうどいい傘ってなんだろう?

店内は壁一面にずらりと傘がレイアウトされ、グラデーションのように綺麗に彩られていた。スタンダードな長傘から折り畳み傘、傘の生地を使用したアクセサリーや雑貨まで。充実の品揃えに心が躍る。くまなく店内を拝見しながら、OKUROJI店店長の葵 日向子さんにお話を伺った。

教えてくれたのは…

教えてくれたのは…

葵 日向子(あおい・ひなこ)さん

アパレルショップ勤務を経て、「Tokyo noble」OKUROJI店の店長に就任。就任前に1年間、みっちりと傘作りを学んだ。休日は、「あつまれ どうぶつの森」で遊んでいることが多い。好きな芸能人は、嵐の二宮和也。OKUROJIで気になるお店は、八戸都市圏交流プラザ 8 base。

店内には常時 無地77色、柄物60〜70種がラインナップされ、傘のタイプ、色、持ち手、タッセルをパーツごとに自由にカスタム可能とのこと。傘の生地やパーツは熟練の職人さんによる手作り。一つ一つ丁寧に作られたこだわりのものだ。傘の長さも自分に合ったサイズに調整可能なので、安心して選べる。お客さんは女性のみならず、男性も多いそうで、親子、夫婦で愛用している方も多いのだとか。

カスタムオーダーの手順は下記のような流れ。

①   傘のタイプを選ぶ

②   傘の色を選ぶ

③   持ち手を選ぶ

④   タッセルを選ぶ

早速、体験してみることに

①傘のタイプを選ぶ

まずはどのタイプの傘にするか。折りたたみも便利だけれど、まずはスタンダードな長傘が欲しい。長さはロング(60cm)、ショート(50cm)の2種類から選べる。体型に合わせ、大きめのロングをチョイス。広げて比べてみると、大きさは一目瞭然。しっくりきたサイズ感に、すでにいい傘ができそうな予感。

①傘のタイプを選ぶ

② 傘の色を選ぶ

次は、傘の色。ベーシックなカラーか、はたまた冒険してビビッドなカラーか、ここが一番の悩みどころだ。店長の葵さんにアドバイスをもらいながら、様々な色を手に取って眺める。ブルー、ネイビー系の色味を見ていたら、「男性にはこのカラーも人気です」と差し出してくれたのは、ブルーグレー。青みがかったグレーの色味は、光沢があるのに落ち着いた印象でしっくりきた。「これだ!」思わず声を張り上げるほどの理想のカラーを見つけることができた。

②	傘の色を選ぶ
Tokyo nobleの店舗詳細はこちら

この記事をシェア

関連記事

Page top